真似ることの大切さ
『オリジナリティは完璧なコピーから産まれる』
大学生のときの話です。
私は数学科だったのですが、2,3年生になっても証明の問題が苦手でした。
高校のときは得意だったのに、大学に入ってから一向に解けなくなってしまったのです。
問題を見て頭が真っ白になってしまう。とりあえず手を動かしたいけど、何から手をつけていいのか分からない。
無理やり手を動かしてみても、不細工で的外れな論理しか書けません。結論なんて行きつくことすらできません。
何でだろう?と考えました。答えは後から分かったのですが、「経験と知識」(基礎)がなっていないから、「証明」(発展)ができなかったのです。
そこから、教科書の証明を全て書き写し、自分の中のデータベースを広げていきました。そうすると、何から手をつければ良いのか分からなかった証明問題が、とても簡単に見えてきます。
「この定理を使えば証明が終わり、じゃあ、この定理の前提条件を満たすことを示せば終わりだな。」といった具合に。
文字に起こすと当たり前のことのように思えます。
でも、壁が大きく複雑になればなるほどそういう当たり前に気付けないことがあると思います。
そういう時はひたすらに誰かの真似をしてしまうのが良いと思います。
自分で考えても「分からない」ことは「分からない」のですから。
オリジナリティが失われることを危惧する人もいるかもしれませんが、そんなもん後からどうとでもなります。
2人の天才を丸パクリしたとして、その2人の良いところを抽出して何かを生み出したら、それはオリジナルです。
クラクラも同様だと考えています。
どこかで見た編成を見様見真似で適当にやって全壊が取れない人を何人も見てきました。
そんなんでは勿体無いと思います。YouTubeにいくらでも教材は転がっていますし、自分のクランでも上手いと思う人はいると思います。
その人らの戦術を完コピして自分のものにしてほしいです。
上手い人は戦術ひとつとってもめちゃくちゃ考えて組んでいます。その人の中の考え抜かれた完成系を完コピできれば、簡単にその人を出し抜くことができます。
そうするとクラクラの1番面白いところに気がつけると思います。ガーゴイル1体に込められた理由を知った時は鳥肌が立ちましたよ。
そういうのを繰り返していくと、やがて自分が考える完成系を作ることができますよ。
オリジナリティはそのフェーズに入ってからでokです。
ぜひ真似をする難しさに触れてみてくださいね。